中国武漢市で発生した新型肺炎コロナウイルス。
2020年1月末に日本国内で初の感染者が確認されてからというもの、クルーズ船での集団感染・各地でクラスターの発生・全国一斉休校・マスクをはじめとした衛生用品の欠品……などなど、2020年3月22日現在にいたるまで、コロナウイルスがニュースにならない日はありません。
観光地は行動自粛の影響を受けてしまい、閉館する旅館や破綻してしまった企業も。いったい、日本はどうなってしまうのか?新年度を前に、心配している人も多いのではないかと思います。
2020年3月の、国内外における現在の状況や今後の見通しを簡単にまとめました。
新型コロナウイルスの感染者は世界で26万5395人
2020年3月21~22日の時点で、国内外の感染者は265,395人。ヨーロッパ各地・アメリカでも次々に感染者が確認され、とどまる気配がありません。
新型コロナウイルスってどういうもの?
2020年2月1日に「指定感染症」に定められた、新型コロナウイルス感染症。現在のところワクチンなどは開発されておらず、予防と対症療法のみの対策となっています。
新型コロナウイルスについて、わかっていることは以下の3つ。
- 潜伏期間が2週間以上ある
- まったく症状が出ない人もいる(S型)
- 重症化すると死に至る危機がある(L型)
その他、「飛沫感染だけではなく空気感染するのではないか?」「回復しても再度陽性になるケースがある」など、はっきりとわからないことも多々あるようです。
死に至る恐れがある一方で、感染しても症状が出ない人がいるという新型コロナウイルス。
高齢者や基礎疾患のある人が重症化しやすいとの認識が一般的ですが、一時的に重症となった10代20代の若者もいたりと、年齢や健康状態で簡単に判断することは危険だともいわれています。
海外での爆発的な感染
現在、世界的に深刻な状況とされているのがイタリアをはじめとした欧州各地。国内での一斉休校はもちろんのこと、一部地域の閉鎖や外出禁止令、生活必需品関係をのぞくすべてのお店・企業に休業命令などが出され、集団感染に歯止めをかける対策を打ち出しています。日本と違い、海外で爆発的にウイルスが拡大してしまったのは、文化の違いという説もあるようです。
- 握手やハグ、チークキスが日常的に行われている
- 玄関で靴を脱ぐ習慣がない
- トイレとお風呂が同室
などなど、いわれてみれば確かにそうかもしれない、と思わせられますね。
イタリアでは、相次ぐ不況で医療機関を大量に閉鎖したという過去があり、場所も人も治療器具も足りていないというのが現状です。また、欧米では「マスクをつける=病気にかかっている」という認識が普通で、予防をするためにマスクをつけるという概念はないのだとか。このあたりも、感染が一気に広がってしまった原因なのかもしれません。
オリンピックはどうなる?スポーツ界の現状
さて、世界的な感染拡大で気になってくるのが、2020年東京オリンピックです。
日本政府は「予定通りに開催」といっていますが、世論調査では6割以上の人が「中止・または延期した方が良い」との認識を示しました。日本国内でも、無観客試合・開幕延期・センバツ高校野球中止など、新型コロナウイルスの影響を受けているスポーツ界。
海外では、テニスのツアーが延期になったり、カナダで開催される予定だったフィギュア世界選手権が中止になってしまったりと、コロナウイルスの余波はとどまる様子がありません。
エンタメ業界も!有名俳優が感染?
国内ではコンサートやイベントの中止が相次ぎ、話題の映画作品が公開延期になるなど、エンタメにも多大な影響をおよぼしています。ただ、現在のところ芸能人の感染のニュースは入ってきていません。
ところが海外では、トム・ハンクス夫妻が新型コロナウイルスに感染したというショッキングなニュースが。その数日後、イギリス人俳優のイドリス・エルバの陽性ニュースも飛び込んできました。移動が多く、人と会う機会も多い俳優という職業は、感染のリスクも高いものなのかもしれません。欧米各地で渡航制限が行われている現在では、映画撮影などもおそらくとどこおっているでしょう。
一方で、NETFLIXやU-NEXT、huluといった動画配信サービスは好調です。気軽に外出できない時の娯楽としては、ぴったりですよね。
コロナパニックの裏では明るいニュースも
暗い話題ばかりになりがちなコロナウイルス関連のニュースですが、一方で人々の善意による明るい話題もあります。
学童にお弁当を提供
全国一斉休校の要請がある中で、開放を余儀なくされた学童保育。賛否両論あるものの、家族が仕事に行っている日中に、1人きりになってしまう子どもの居場所が確保されたことは事実です。
そんな学童保育に、お弁当やおにぎり、お菓子を無料で提供するという企業がニュースになりました。大手コンビニエンスストア、食品会社、飲食店……。さらには、善意の市民グループや調理師専門学校も。給食がなくなってしまい、突然のことに慌てる家庭にとってはありがたいことですよね。
善意のマスク寄付!
マスクの品薄が続き、転売や詐欺などのニュースが相次ぐ一方で、困っている人達のためにマスクをプレゼントする、という善意の行為も見られています。
①岩手県では、「タイガー白マスク 伊達な夫(おと)」と名乗る匿名男性が、病院にマスクを寄付。ネーミングセンスもさることながら、病院の受付にマスクを置いて立ち去るという粋な行為が話題になりました。
②京都府では、「コロナゼロ」の語呂合わせで5670枚のマスクを地域の保健所に寄付をした男性も。
③山梨県からは、女子中学生が612枚の手作りマスクを県に寄付という素敵なニュースがありました。材料費には、お年玉を使ったのだそうです。
④一般企業では、アイリスオーヤマや中国の大手IT企業のアリババ、ファーウェイなどが日本の一部地域や病院にマスクを寄付。また、脱毛サロンの【ラココ】が10,000枚のマスク無料配布を行うという情報も。サロン内でスタッフが身につけるための自社ストックのマスクを、無料で配布するそうです。※ラココの配布は一般の方対象です。
マスクの最優先は医療機関や介護・福祉施設とわかっていながらも、いつまでもマスクが手に入らない状況に困っている人達にとっては、本当に嬉しいニュースですね。
脱毛サロン【ラココ】とは
ちなみに、ラココとは全国に56店舗ある脱毛サロンです。もともとCSR(企業の社会的責任)に積極的で、チャリティーイベントに協賛したり店舗で募金を行ったりと、熱心に活動しています。美容業界では初めての、マスクの無料配布。脱毛サロンという枠におさまらず、多くの人の役に立ちたいという思いが伝わりますね。
まとめ
新型コロナウイルスは、いまだ終息の気配がなく猛威を振るっています。1人1人ができることをしっかり守り、気持ちだけはポジティブに今を乗り切りましょう!
マスク配布情報:3月23日朝新宿にて配布予定〜
念のため、ラココの公式ホームページをご確認ください。