目次
脱毛の基本
・脱毛
特殊な光やレーザー、医療用針を使って発毛組織にアプローチし、毛量を徐々に減らしたり、発毛を抑えたりすること全般をいいます。毛を根元から抜く・皮膚表面のムダ毛を剃ることは、脱毛とはいいません。
・照射
脱毛機の光やレーザーを肌に当てることをいいます。
・抑毛
発毛を抑えること。ハイパースキン脱毛と呼ばれる方法です。施術をやめると再び生えてくるので、ムダ毛のない状態をキープしたい場合は、ずっと通い続けなければなりません。
・減毛
全体の毛の量を少しずつ減らしていくこと。一般的な光脱毛の方法が「減毛」です。複数回施術を受けることで、耳たぶの後ろに生えている産毛程度にすることも可能です。
・永久脱毛
米国電気脱毛協会による定義は「最終脱毛から1ヶ月後の体毛の再生率が20%以下である」ことです。一生ムダ毛が生えてこないという意味ではありません。(日本には、永久脱毛の定義はありません)
・サロン脱毛
エステで受けられる脱毛。業務用美容脱毛機を使用し、各社の研修を受けた技術者が施術をします。いわゆる「光脱毛」です。
・医療脱毛
医療施設で受けられる脱毛。医療用脱毛機を使用し、有資格者が施術をします。レーザー脱毛、ニードル脱毛がこれに当たります。
脱毛方式
・光脱毛
キセノンフラッシュランプのライトを肌に当て、毛根や毛包全体にダメージを与える脱毛方法です。IPL脱毛、SHR脱毛など種類があります。
・レーザー脱毛
医療用レーザーを肌に当て、毛根を破壊する脱毛方法です。熱破壊式、蓄熱式など種類があります。
・ニードル脱毛
毛穴に医療用針を刺し、通電させることで毛根を破壊する脱毛方法です。国内で唯一の「永久脱毛」となります。
脱毛方式の種類
・IPL脱毛
インテンス・パルス・ライトの略。黒い毛が光を吸収し、毛根にダメージを与えます。
・SHR脱毛
スーパー・ヘア・リムーバブルの略。低い熱を毛包全体に蓄えて、じっくりとダメージを与えます。
自己処理
・シェービング
皮膚表面に生えている毛を剃ること。自己処理の方法として、もっともポピュラーです。脱毛サロンやクリニックの施術前日にも、脱毛範囲の毛をシェービングする必要があります。
・脱毛ワックス
肌に塗って、ムダ毛を根元から抜くムダ毛処理用コスメ。デリケートゾーン用で有名な【ブラジリアン・ワックス】などがあります。毛根は健康なままなので、また自然と生えてきます。
・除毛クリーム
ムダ毛を溶かすタイプのコスメです。長く使うと肌荒れの原因になるので、注意が必要です。
・カミソリ
ムダ毛を剃るための刃物。T字やI字があります。皮膚表面も一緒に削ってしまうので、肌には良くないです。
・シェーバー
ムダ毛を剃るための刃物、器具。電動やメンズ用など種類はさまざまです。脱毛サロンでは、もっとも肌に負担がかからない電動シェーバーの使用をすすめています。
・毛抜き
毛を挟んで毛根から抜くための器具です。毛根から抜けてしまうため、脱毛期間中は使用禁止です。
・家庭用脱毛器
自宅で使用できる小型の脱毛器です。IPL脱毛器とレーザー脱毛器があります。業務用脱毛機に比べると、格段にパワーが落ちてしまいます。
専門知識編
毛が生えて自然と抜け落ち、次に生えてくるまでのサイクルのこと。体毛の部位によって、毛周期は違います。
・バルジ領域
発毛に必要な細胞をつくりだす器官。バルジ領域にダメージを与えることで毛母細胞がつくられなくなり、発毛がストップするとされています。
・メラニン
髪や皮膚にある黒い色素。IPL脱毛は、メラニンが光を吸収する仕組みなので、黒い毛にしか影響を与えません。
・毛幹
皮膚の外側に生えて伸びている毛。つまり、見えている部分の毛です。
・毛根
皮膚の内側部分の毛。文字通り、毛の根本のことです。
・毛球
毛の根元にある毛乳頭を包んでいる、丸くふくらんだ部分。
・毛乳頭
毛球の中にある組織。血液で運ばれてくる栄養などを毛母細胞に渡し、発毛をコントロールする役目があります。
・毛母細胞
髪を含む体毛をつくる細胞。毛乳頭から栄養を受け取り、細胞分裂を繰り返します。体毛の元となる細胞です。
・剛毛化
脱毛の過程で、一時的に毛が太く硬くなって生えてきてしまうこと。原因ははっきりわかっていませんが、弱いパワーの光を当てることによって、脱毛に充分な熱が伝わらず、かえって発毛組織を刺激してしまうからではないかという説があります。
・毛嚢炎
普段は皮膚表面にすんでいる菌が皮膚内部に入り込み、炎症を起こすこと。シェービングの傷などから入り込むことが多いといわれています。